ZS 通過駅あればこそ

岐阜から武生まで特急〝しらさぎ〟で帰った。途中いくつの駅を通過したか、数も名前も知らぬ。どうせ乗降客の少ない小さな駅にきまってる…と、どこかに蔑むような気持さえある。
 しかしよく考えてみると、これらの小駅を通過しなければ、次の停車駅にはつけない。その通過する駅あればこその「特急」列車である。
 人生にも特急停車駅のような重要な出来事があろう。しかし、毎日の「通過駅」に一つでも故障が起きたら、人生列車はそこでストップだ。
一日一日の通過駅にこそ御恩報謝しなければならないのではないか。つくづく感じた次第ー特急の中での随想。

 今日ひと日 生くるいのちのよろこびを
         胸にいだきつ みほとけの前
                         九條武子

(出典 聞法ノート 平成22年2月23日)
【キーワード】特急列車 通過駅 故障 御恩
       人生 重大事 毎日