TK 一生の脈拍数は20億回

東工大の生命理工学部教授、本川達雄氏の著書「ゾウの
時間 ネズミの時間」は実に示唆に富んでいて面白い。
 第1章に動物のサイズと時間について書かれてあるのだ
が、息を1回吸って吐く間に、心臓は4回打つという。そして
それは哺乳類なら、体のサイズによらず、みなそうだという。
 さらに、寿命を心臓の鼓動時間で割ると、なんと哺乳類で
はどの動物も、一生の間の心臓の鼓動回数は20億回だ
そうである。
 また、寿命を呼吸時間で割ると、一生の間に5億回呼吸
する計算となり、これも哺乳類なら、体のサイズによらず、
ほぼ同じ値だというのである。
 以上のことを述べた上で著者は、ネズミは数年しか生きな
いが、ゾウは100年近い寿命を持つ。しかし、もし心臓の鼓
動を時計として考えるならば、ゾウもネズミも全く同じ長さだ
け生きて死ぬことになる。従って、物理的な寿命が短くても、
一生を生き切った感覚は案外ゾウもネズミも変わらないの
ではないかと推論している。
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 上述のようなネット記事がある。
 その計算法によると
心拍数 60回の人は 58.5歳
    70回の人は 54.3歳
となる。ある程度の目処となる。
 しかし、実際の寿命は心拍数だけで決まるわけではない、
遺伝、食料、環境、医療など他の要因もあろう。ただ、一生
涯の心臓の鼓動はおおよそ20億回という概数は記憶に留
めてよい。
それにしても、我々の心臓が20億回も鼓動し
続けるとは、これまた不思議なことではないか。

(出典 本川達雄「ゾウの時間 ネズミの時間」)
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