SI フラストレーション耐性

 フラストレーション・トレランス(耐性)(FT)
とは、欲求不満に耐える力であるが、東京
オリンピック(1964)以後、日本高度成長下、
青少年のFTが低下しているという。自分の
意に沿わないことを抱えることに耐えられず、
それいに起因した犯罪も多くなっている。

(出典 『ともしび』741号 墨林 浩)
【キーワード】欲求不満 耐性 娑婆 堪忍

参考
 此の世は娑婆(苦を堪え忍ぶ「堪忍土」)で
 あるという仏教をまず学ぶべきである。

参考 (ネット記事)
欲求が何らかの理由で阻止され、満たされ
ない状態に陥ることを、フラストレーション
(欲求不満)状態といいます。そういった状
態におかれると、心理的な緊張感が高まり、
この緊張を解消するために、人は様々なフ
ラストレーション反応を示します。主なものは
以下の通りです。

①攻撃的反応
他者に対する攻撃や、破壊的な衝動が見ら
れるようになります。

②退行反応
いわゆる「赤ちゃんがえり」をし、幼稚な行動
をとったり、甘えるといった幼児的な行動が
見られます。

③逃避反応
フラストレーションによる緊張状態から逃れる
ために、白昼夢や空想の世界に逃げ込み、
現実逃避しようとします。

④抑圧反応
フラストレーションそのものを意識へ上らない
ように抑え込みます。

⑤固着反応
役に立たない行動を無意識に反復します。

具体的な行動例としては、体制が悪いと言って
すぐに周囲を攻撃する(①攻撃的反応)、自分の
意見が通らないと、駄々をこねたりすねたりする
(②退行反応)、フラストレーションを感じる場面
を避ける(③逃避反応)、フラストレーションを抑え
込み、過剰に適応している(④抑圧反応)、爪噛
みや貧乏揺すりをする(⑤固着反応)などがあげ
られます。

一方で、フラストレーションを感じつつも、その状
況に耐え、現実的な対処ができる人もいます。こ
ういった能力をフラストレーション(欲求不満)耐性
と言います。この能力は生まれつき備わっているも
のではなく、幼児期からの生活の中で、周囲からの
愛情などにより肯定的な自己イメージをもち、適度・
適量な欲求の充足と忍耐を両方体験すること、周囲
にフラストレーション状況に対する適切なモデルがい
ることによって形成されると言われています。