SC 荘厳具のルーツ

寺のお内陣や各家庭のお仏壇のお荘厳には
 ①仏飯 ②打敷 ③灯明(ローソク、輪灯) ④華 ⑤香
が用いられる。そのルーツが大無量寿経(下巻)
の始めの方にある。
 「飯食沙門。懸繒燃灯。散華焼香。」
 (ぼんじきしゃもん。けんぞうねんとう。
  さんげしょうこう)
(①沙門に飯食せしめ ②繒を懸け ③灯を燃(と)もし
 ④華を散じ ⑤香を焼(た)く)

この経文からわかること。
 ①がお仏飯 になっている
 ②が打敷に通じる
   厳密には、繒は「絹がさ」であるが、大
   経上巻には「繒蓋幢幡」(絹がさ・はた)
   と熟語になっている。どちらも布製の荘厳
  具であるから、仏壇の荘厳具の中で唯一の
  打敷にも通じることである。
    「打敷」は釈尊の獅子座の敷物であった
   という説があることも併記する。
 ③がローソク、輪灯である
 ④が仏華
 ⑤が線香・沈香
として荘厳される。
 真宗の内陣・仏壇のお荘厳は経文の意に適って
いるといえよう。
(出典 宏壽 聞法ノート)
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