RE さよならはない

大阪のある寺の門徒さん、堀さんというお婆ちゃん、受け念仏の名人。元は、キリスト教信者。
お姑さんの寺参りを横目で。ある日、月詣りの
お給仕の代役。お詣りのお坊さんに、念仏批判の言葉。「そのような批判をされるなら、寺の法座に参ってからにしなさい」と言われて、寺参りのご縁が始まる。今までは、○○しなければならぬの教え、そうなれない自分に悩んでいたが、阿弥陀様のお慈悲は違う、と安心。やがて大の念仏者に変わっていった。
 あるとき、肺ガンが見つかり、第四期。手術。見舞いにいくと、喜んで法談。帰りに病室のドアをしめようとすると、「花岡さん」と呼び戻し
「また会いましょう」との言葉。
 これが最後となる。その後、再入院。昏睡。
往生。通夜は、故人の願いで法話中心。
 「浄土真宗にさよならなない」のである。

(出典 花岡静人 「お念仏について」
  願生寺21年特別法話より)
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