RE 苦は仏のプレゼント

(京都でのったタクシーの運転手の話)
高校三年のとき、両親が河豚に中って一晩で急死した。借金はなかったが、遺産はなく、五才の妹がのこった。借家を出て、間借りの生活となる。高校を出ると同時に猛烈に働き始めるー
朝は新聞配達、昼は勤務、夜はアルバイトと。食事、洗濯、掃除はしたことがないー妹が〝おしん〟のようにやってくれた。
 こうして、苦労の末、二十才台でアパートに入れた。やがて妹が結婚・・・その花嫁姿をみて涙したことです。

 これも、両親が急死したおかげ。もし健在のままだったら、私は放蕩していたかもしれぬ。
 貧しかったおかげ。もしお金があったらギャンブルに走っていたかもしれぬ。
 妹がいてくれたおかげ。もし妹がいなかったら、自暴自棄になってヤクザに入っていたかもしれぬ。
 苦しみは仏さまのプレゼントだったのだ。

☆投げられた ところで起きる 小法師かな
                  俊董
☆マイナスを肥料として プラスの花を開く
俊董
☆苦しみはすべて如来の激励である  
                 曾我量深

(出典 青山俊董 法話より 宏壽聞き書き )
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