MM 遺骨を宅配で

京都のある老人ホーム所長談
 入所していたある老女が亡くなったので、出世して、ある会社の社長をしている息子さんに電話をした。
 「お母さんが亡くなられたので、すぐご遺体を引取りにきてください」
 「今、会社が忙しくて行けません。すみませんが、そちらで葬式だしておいてください」
 やむなく、型どおりの葬儀を出し、火葬したが、遺骨の引取りを息子さんに電話した。
 「いわれたように葬儀をして、お母さんは遺骨になられました。遺骨はこちらでお預かりするわけにないかないので、すぐ取りに来てください」
 「いや、やはりこちらは多忙で行かれません。
ご面倒ですが、宅急便で送ってください」
!!!!!

 この話を関東のある県の福祉課長さんのお招きの会で話した。すると講演後、課長さんいわく
 「こちらにも同じようなことがありました。ただ一つ違うのは、遺骨を宅急便でとの依頼に
引き続いて
 『それに、故人の貯金通帳があったら、それも送ってください』
といったといいます。」

 何という時代だろうか。物は豊かでも、心の貧しいこと!!!!!
(出典 信楽峻麿 「わが心を育てよう」
 平成12年度毫摂寺仏教婦人会一日研修会法 話)
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