KB  愚の自覚が賢

「愚かな者が自分が愚かであると自覚するならば、彼はそのことによって
賢者となる。愚者でありながら、しかも自ら賢者だと思う者こそ、愚者とい
われる」
               法句経63

(出典 法句経)
【キーワード】 愚者 賢者 自覚 錯誤

参考:
 ☆「それ、八万の法蔵(ほうぞう)をしるといふとも、後世(ごせ)をしらざる
人を愚者(ぐしゃ)とす。たとひ一文不知の尼入道なりといふとも、後世をし
るを智者とすといへり。しかれば当流のこころは、あながちにもろもろの聖
教(しょうぎょう)をよみ、ものをしりたりといふとも、一念の信心(しんじん)の
いはれをしらざる人は、いたづらごとなりとしるべし。」
(御文章 五ー二)

 ☆高僧の「愚」の自覚
① 「愚が中の極愚、狂が中の極狂、塵禿の有情、底下の最澄」・・・伝教大師
② 「大愚良寛」「愚かなる身こそなかなかうれしけれ弥陀の誓ひにあふとおも
   へば」                                 ・・・良寛禅師
③ 「愚痴の法然房」「浄土宗の人は愚者になりて往生す」    ・・・法然上人
④ 「愚禿親鸞」「愚禿(ぐとく)が心(しん)は 内(ない)は愚(ぐ)にして外(げ) は
   賢(けん)なり」                             ・・・親鸞聖人
・・・仏の智慧光に遇うと、己の「愚」が照らし出され、救われていく。 (愚石)