KB 噫と三哉

宗祖の教行信証総序の一文
「噫、弘誓の強縁は多生にも値ひ?く、真実の
浄信は億劫にも獲?し」
の、「噫」には「三哉」の気持がこもっている。

 備考 「三哉」
  「慶ばしき哉」
    ・ここに愚禿釈の親鸞、慶ばしいかな、
     西蕃・月支の聖典、東夏(中国)・日域
      (日本)の師釈に、遇ひがたくしていま
      遇ふことを得たり、聞きがたくしてすでに
      聞くことを得たり。
            (本典総序 聖典132頁)
「悲しき哉」
   ・まことに知んぬ、悲しきかな愚禿鸞、愛
     欲の広海に沈没し、名利の太山に迷惑し
     て、定聚の数に入ることを喜ばず、真証 
     の証に近づくことを快しまざることを、恥づ
    べし傷むべしと。
          (本典信巻 聖典266頁)

    ・悲しきかな、垢障の凡愚、無際よりこの
     かた助正間雑し、定散心雑するがゆゑに、
     出離その期なし。 (本典化巻 聖典412頁)

 「誠なる哉」
    ・誠なるかな、摂取不捨の真言、超世希有
     の正法、聞思して遅慮することなかれ。
               (本典総序 聖典132頁)

  (出典 藤澤量正 法話)
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