IN おのずから (藤原千佳子氏の歌)

・おのずからしからしめらるはたらきに
  生かさるるいのちよ吸う息吐く息

・ふるさとの級友(とも)の訃続く日々を生く
  七(なな)十(そ)路(じ)われのいのち問わるる

・今日もまた百合手向けらる道の辺に
  事故の児を哭(な)く母をし想う

        
(出典 藤原千佳子、浄秀寺『法爾』)
【キーワード】 自然法爾 友の訃報
   事故 母

参考 「哭」=人の死などを悼んで、とむらい、
       声をあげてなく。
   大経下巻 「生死の常道転(うた)た相嗣(つ)ぎ立つ。 或いは父子を哭(こく)し、或いは子父を
       哭す、兄弟・夫婦・更相(たがい)に哭泣(こつきゆう)す。顛(てん)倒(どう)上下すること無常の根本 なり。」