IN 良寛の念仏歌

愚かなる身こそなかなかうれしけれ
  弥陀の誓いにあふと思へば
               良寛
 (注 「なかなか」は「かえって」の意)


良寛に辞世あるかと人問はば
 南無阿弥陀仏といふと答へよ

草の庵にねてもさめてもまふすこと
 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

他力とは野中に立てし竹なるや
 よりさはらぬを他力とぞいふ
 
不可思議の弥陀の誓ひのなかりせば
 何をこの世の思ひ出にせむ

われながらうれしくもあるか弥陀仏の
 いますみ国に行くと思へば

世の中に何が苦しと人問はば
御法を知らぬ人と答へよ

(出典 良寛)
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