IN 念ずれば花ひらく

念ずれば 花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そしてそのたびに
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった

        
(出典坂村真民『念ずれば花ひらく』)
【キーワード】念ずる 花ひらく
   母 苦しいとき となえる
   ふしぎ

【あとがき】より
 「念ずれば花ひらく」の詩が生まれた時、わたしは目を患い、絶望の
どん底にあった。街頭のどんな大きな字も見えず、心も体も暗い世界
に落ちていた。(M眼科ー名医ー順番待ちー近くの神社でーモチの木
ー赤い実落ちー母のこと(∵名は「種」)を思い出し → この詩がうま
れた。)