IN 人と生まれし(数え歌)

一つとせ 人と生まれし幸せは 
     本願他力を聞く身なり
二つとせ 再び迷わぬお浄土へ
     生まれさすぞと誓われる
三つとせ み姿見えず色もない
     称える念仏如来さま
四つとせ 夜昼つねにつきまとい
     聞けよ頼めとたのまれる
五つとせ いつでもどこでも何していても
     思い出してはありがとう
六つとせ 六字のみ名をほがらかに
     称えて業(わざ)に励みなん
七つとせ 七十年の日暮に 
     よい種まいたことはない
八つとせ やれ恥ずかしや情けなや
     それでも浄土の正客よ
九つとせ 苦海の波は荒くとも
     この世の利益きわもなし
十とせ  称える念仏我ならず
     弥陀のみ声よありがたや
      南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

(出典 滋賀県野洲郡中主町虫生の一老人
    若くして聞法、40歳台で妻亡くし、
    60歳台で中風。74歳で歿
     大塚泰順「生きてよし」すねいる
     法話テープ)
【キーワード】 人生 聴聞 法悦