IN 相田みつをの詩 

○だれにだってあるんだよ 
  ひとにいえない くるしみが
 だれにだってあるんだよ 
  ひとにいえない かなしみが
 ただ だまっているだけなんだよ 
  いえばぐちに なるから
(出典 相田みつを『にんげんだもの』 )
【キーワード】苦しみ 悲しみ 愚痴 沈黙
<参照>HY でんでんむしのかなしみ


○花を支える枝
 枝をささえる幹
 幹をささえる根
  根はみえねんだなあ

【キーワード】根 見えない おかげさま

○そのうちお金がたまったら
 そのうち子供から手がはなれたら
 そのうち時間のゆとりができたら
 できない理由をくりかえしているうちに
 空しい人生の幕がおりて
 そのうち そのうち 日が暮れる

 そのうち家でも建てたら
 そのうち仕事が落ち着いたら
 そのうち…そのうち…そのうち…と
 結局は 何もやらなかった
 頭の上に 淋しい墓標が立つ
 今きたこの道 帰れない

【キーワード】優柔不断 反「是時」 空過


○身から出たさびなんだなあ

【キーワード】自業自得

○ウソをいわない、人にこびない、
人のかげ口をいわない
 私には出来ぬことばかり

(出典 相田みつを)
【キーワード】 嘘 悪口 綺語 自己反省 

○傲慢と卑下 卑屈と尊大
 根っこはひとつ 自我という名の 
 わたしの根
(出典 相田みつを 『大事名事』)
【キーワード】 慢 傲慢 卑下慢 卑屈
    尊大 自我 我執

○あれこれと卑下はするけれど
  やっぱり自分が一番可愛い
(出典 相田みつを 『おかげさん』)
【キーワード】 卑下 自己愛 我執 

○あのね 死んでからわかったんじゃ
 おそいんだなあ
(出典 相田みつを 『いのちいっぱい』)
【キーワード】 今 分かる 死後

○長い人生にはな どうもがいても 
 どうにもならないことがあるな
 そのときだよ ほんとうの
 『なむあみだぶつ』がでてくるのは
(出典 相田みつを 『いのちいっぱい』)
【キーワード】 人生 絶体絶命 窮地
        念仏 

○人間はねえ 
 自分よりも人のほうがよくなると
おもしろくねえんだなあ
 人間のわたし
(出典 相田みつを 『いのちいっぱい』)
【キーワード】 喜無量 妬み 凡夫

○(子どもへ一首)
 どのような道をどのように歩くとも
 いのちいっぱいに生きればいいぞ
(出典 相田みつを『にんげんだもの』 )
【キーワード】子ども 人生行路 肝要 
       いのち一杯 

○うばい合えば 足らぬ
 わけ合えば  あまる
 うばい合えば 憎しみ
 わけ合えば  安らぎ
(出典 相田みつを『にんげんだもの』 )
【キーワード】奪い合い 分け合い 不足
       余り 憎しみ 安らぎ