HY 分かちあうよろこび

釈迦「アナンくん、何だか嬉しそうだね」
阿難「そうなんですよ、おシャカさま。今日、
   托鉢のときに、すごく優しい笑顔で施し
   をしてくれたお婆さんがいて、その笑顔
   を思い出すたびにとっても温かい気持ち
   になるんです」
釈迦「それはよかったね。アナン君。そのこと
   はぜひみんなにも伝えてあげなさい」
阿難「どうしてですか」
釈迦「アナン君はお婆さんから温かい気持ちを
   いただいたんだ。それは松明から火を分
   けてもらうようなものだ。松明の火は、
   たくさんの人が取っていったとしても、
   元の火が減ることはない。そして分かれ
   た先でも、火は温かく燃え続けるのだ。
   幸せな気持も同じように沢山の人と分か
   ちあっても減ることはない。だからこそ、
   みんなにどんどん伝えてほしいのだ」
阿難「はい、わかりました」 

(出典 『仏教こども新聞』2015・11号
    〝それ聞け!アナン君〟(第8話))
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       火だね 温かい心