HY 柔構造

柔構造とは、わかりやすくいえば、地震に強い五重塔のような構
造です。五重塔は、木造建築ですが、柱と梁と複雑に組み合わ
せ、地震の時には、柱がゆらゆら揺れ、地震の力をあちこちに
分散するようになっているのです。柔構造を鉄骨で実現したの
が霞ヶ関ビルなのです。
 (地上36階、地下3階、高さ147m)
 その反対の剛構造は、建物を重くすればするほど、柱を強くす
るために、地震の時に柱に負担がかかり、14~15階が限度に
なります。

        
(出典 三井住友新聞)
【キーワード】 柔構造 柔軟心 触光柔軟
   身心柔軟 
参照
☆無量寿経《触光柔軟の願》
(三三)たとひわれ仏を得たらんに、十方無量不可思議の
諸仏世界の衆生の類、わが光明を蒙りてその身に触れん
もの、身心柔軟にして人天
に超過せん。もししからずは、正覚を取らじ。

☆無量寿経 「光明成就」
 「それ衆生ありて、この光に遇ふものは、三垢消滅し、身
意柔軟なり。歓喜踊躍して善心生ず。もし三塗勤苦の処に
ありて、この光明を見たてまつれば、みな休息を得てまた
苦悩なし。寿終わりての後に、みな解脱を蒙る。」

☆浄土論
 「宝性功徳の草、柔軟にして左右に旋れり。
 触るるもの勝楽を生ずること、迦旃隣陀に過 ぎたり。」
 「かくのごとく菩薩は、奢摩他と毘婆舎那を広略に修
 行して柔軟心を成就し、如実に広略の諸法を知る。か
 くのごとくして巧方便回向を成就す。」

☆往生論註
 「「柔軟心」とは、いはく、広略の止観、あひ  
 順じ修行して不二の心を成ずる なり。たと  
 へば水をもつて影を取るに、清と静とあひ  
 資けて成就するがごとし。」