HY 自己肯定

人間が自己肯定する生き方に三種あると
ティリッヒがいう。
(米国の宗教哲学者ティリッヒがキリスト教と仏教と
の出会いを追究して・・・)
1 存在的自己肯定
   今の自分の状態がいつまでも続くと思う
   (某婦人 痴呆症の姑の話・・・饒舌。その
    間、一度も自分のことはいわない)
2 道徳的自己肯定
   私はちゃんと義務を果たしている
3 精神的自己肯定
   老母「えらい年まで生きさせてもろうた。
      けどな、決して私が要らんもんや
      と思っておらん」
   息子「なぜや」
   老母「そらそうや。私がおるだけで家の
      重みがちがう」
   息子「じゃ、阿弥陀さんに聞いたら?『そ
      んなこと思うものは一日も早くお
      らんようになった方が、家がうま
      っく納まるで』と言われるやろ」 
(出典 池田勇諦『帰命の生活』48頁)
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        愚痴蒙昧