HY 一足お先に

<1997年NHK総合テレビ『ふるさと愉快亭 小朝
 が参りました』での一番組「百歳登場」(碧南
 市の会場)で小朝が岡田こぎんさん(100
 歳)に聞く>

小 朝 「あなたのご主人はどんな方でした?」
こぎん 「三十年前、72歳で亡くなりました。
     いい人でした。それにお姑さんもいい
     人でした。嫁の私を可愛がってくださ
     いました。今まで出あった人はみんな
     いい人でした」
小 朝 「ご主人との一番の思い出は?」
こぎん 「ご本山におまいりしたこと」
小 朝 「ご主人の最後の言葉は?」
こぎん 「一足お先に行っているから、後からこ
     いよ、でした」(嬉しそうに)
小 朝 「もし、お爺さん、地獄へ行っていた
     ら?」(茶目っ気に)
こぎん 「そんなこと絶対ありません。かならず
     お浄土に参らせてもらっています」

(浄土真宗の者、この世の最後の一言は何か?
「お世話になりました。ありがとうございまし
 た。一足お先にまいらせてもらいます」
  平凡な言葉かもしれないが、しかし、こう言え
る人は、平生、本願念仏に遇うて、身に沁みて
いる人である。)

(出典 楢崎正道 本願寺ご正忌御堂布教
    22-1-13日中)
【キーワード】人生最後の言葉 倶会一処
    往生治定