HY 布施の姿

国高地区仏教会の托鉢で村国町をまわる。ある家(M家)
の玄関前に数人の僧と共に立つ。すると、小学校3年生ぐ
らいの男児が白紙に包んだお金をお盆にのせ、両手で差
し出す。回向文を唱えている間、じっと正座して手を合わ
せて
聞いている。何とすばらしい布施の姿か。思わず「僕、偉
いね」とほめ言葉が出る。
 これが真の布施の姿であろう。多くの大人は(特に主婦
が多いが)回向文を聞く姿勢ができ
ていない。下を向いているのはよいが、玄関の
履き物を並べかえたり、横を向いたり、いかにも間が悪そ
うな風。合掌することを知らない人が多い。この少年に恥
ずべきだ。
 余りにも感動したので、その少年の布施の姿を法友に
語り、墨絵で描いてもらい、それをM
家に届ける。すると、「お祖父ちゃんが亡くなって、その
中陰のお経に孫は必ずお詣りした。それで手を合わせる
ことも自然に学んだのでしょう。これも仏様のお陰です」
とのこと。

(出典 平成十三年九月二十二日 聞法ノート
    より)
【キーワード】 布施 回向文 合掌