HT 衣破れて(住職道)

『衣破而戒不破
 身貧而道不貧』

 衣破れて戒破れず
 身貧にして道貧ならず

善玖寺 浄専
        
(出典 粟田部 宝林山 善玖寺 5代前住職
        法林院浄専)
【キーワード】住職道 清貧 持戒 仏道精進

参考
「現浄教(平成二九年住職正彌文秀の祖父)が祖父にして二世前たる法林院浄専は、学徳 兼備はり、本山にて学頭たり。文久二年(1 862年)十二月十一日七十九歳にて寂す。遺墨一牋を現に寺にとどむ。書風は極めて温雅 にして、而も筆力甚だ勁し。牋するところの語に曰く「衣破而戒不破、身貧而道不貧」と、又以 て其人の徳風の如何をおもふに足るべきかな。」(『男大迹部誌』一六四頁)