HG 心の光は耳から

心に 光が入るのは
耳からである
            ヘレン・ケラー

(出典 筆者 書名等)
【キーワード】 
ご存知のように、ヘレン・ケラーは耳と目と 発話が効か
ない三重苦の人でしたが、手紙でこう書いています。
「耳が聞こえないことは、目が見えないことよ りも、よ
り痛切で、より複雑なことです。聾 は盲目より不運な
ことです。なぜなら、それ は、最も重要な致命的刺激
を失うことを意味 しているからです。つまり、言語をも
たらし、 思考を活性化し、人間同士の知的交際を可能 
にするのに欠かせない、声という最も重要な 音刺激を
失うことになるからです。」
小児科の先生によると、人間の感覚の中で最 初に発
達するのは聴覚。胎児八週で耳が出来 はじめ、二〇
週で音が聞こえるそうです。
  仏法もやはり耳で聴聞することが大事。「ナ ムアミ
ダブツ」という仏の「名声(みようしよう)」喚び声 を聞く
ことが先決です。口に称えて聞きまし ょう。



 私の知っている聾・盲・唖の人たちの中で・自分に最
も気質が似ていて、思想にも共通な点がいちばんに多
いと思われるのは、二十年来文通しているバース・ギャ
ロンというフラソスの一婦人であります。私たちはふたり
とも読書することの中に喜びと自由とを見いだしており、
私たちはふたりとも目が見えないということよりも、耳の
聞こえないということのほうを不便だと感じております。
私たちふたりの生涯は、美しい愛情と友情とによって飾
られております。(ヘレンケラー著 岩橋武夫訳『わたし
の生涯』角川文庫 三七〇頁)