HG 事と理

「事を執するも元これ迷い、理に契うも亦悟にあらず」
        参同契(さんどうけい)
     ー中国唐代の禅書
 
 【参考】中村元『仏教語大辞典』
事理 事と理。事は相対・差別の現   象。理は絶対・平等の真理。   現象界と究極の境地。

(味読)我々の生活は「事」(現象界)である。
  事に一喜一憂し、それに執著しよう  とする。それが迷いの相。
そこで、現象界から一歩下がって、
その現象界の背後に流れる理念を瞑想
し、ある理論に達したとしても、まだ悟りとはいえない。
 なぜかなれば、自らも現実という事から究極脱け出ることはできず、迷いの現実にいる他を救うこともできないからである。

参同契
2008年4月 1日 (火)
http://tozanji.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_347a.html

参同契
竺土大仙心 東西密相付 人根有利鈍 道無南北祖 靈源明皎潔 枝派暗流注 執事元是迷 契理亦非悟 門門一切境 迴互不迴互 迴而更相渉 不爾依位住 色本殊質象 聲元異樂苦 暗合上中言 明明清濁句 四大性自復 如子得其母 火熱風動搖 水濕地堅固 眼色耳音聲 鼻香舌鹹醋 然依一一法 依根葉分布 本末須歸宗 尊卑用其語 當明中有暗 勿以暗相遇 當暗中有明 勿以明相覩 明暗各相對 比如前後歩 萬物自有功 當言用及處 事存函蓋合 理應箭鋒哘 承言須會宗 勿自立規矩 觸目不會道 運足焉知路 進歩非近遠 迷隔山河固 謹白參玄人 光陰莫虚度


参同契
竺土大仙の心、東西密に相附す、人根に利鈍あり、道に南北の祖なし、霊源明に皓潔たり、支派暗に流注す、事を執するも元これ迷い、理に契うも亦悟にあらず、門門一切の境、回互と不回互と、回してさらに相渉る、しからざれば位によって住す、色もと質像を殊にし、声もと楽苦を異にす、暗は上中の言に合い、明は清濁の句を分つ、四大の性おのずから復す、子の其の母を得るがごとし、火は熱し、風は動揺、水は湿い地は堅固、眼は色、耳は音声、鼻は香、舌は鹹酢、しかも一一の法において、根によって葉分布す、本末すべからく宗に帰すべし、尊卑其の語を用ゆ、明中に当って暗あり、暗相をもって遇うことなかれ、暗中に当って明あり、明相をもって覩ることなかれ、明暗おのおの相対して、比するに前後の歩みのごとし、万物おのずから功あり、当に用と処とを言うべし、事存すれば函蓋合し、理応ずれば箭鋒さそう、言を承てはすべからく宗を会すべし、みずから規矩を立することなかれ、触目道を会せずんば、足を運ぶもいずくんぞ路を知らん、歩をすすむれば近遠にあらず、迷て山河の固をへだつ、謹んで参玄さの人にもうす、光陰虚しく度ることなかれ。
----------

参同契/抜粋(ふりがな 2008/ 4/ 4 0:08 [ No.22426 ] 投稿者 :tritontori

竺土大仙(ちくどだいせん)の心(しん)、東西密(とうざいみつ)に相附(あいふ)す、人根(にんこん)に利鈍(りどん)あり、道(どう)に南北(なんぽく)の祖(そ)なし、霊源明(れいげんみょう)に皓潔(こうけつ)たり、支派暗(しはあん)に流注(るちゅう)す、事(じ)を執(しゅう)するも元(もと)これ迷い、理(り)に契(かの)うも亦悟(またさとり)にあらず、

 門門一切(もんもんいっさい)の境(きょう)、回互(えご)と不回互(ふえご)と、回(え)してさらに相渉(あいわた)る、しからざれば位(くらい)によって住(じゅう)す、色(しき)もと質像(しつぞう)を殊(こと)にし、声(しょう)もと楽苦(らっく)を異(こと)にす、暗(あん)は上中(じょうちゅう)の言(こと)に合(かな)い、明(めい)は清濁(せいだく)の句(く)を分(わか)つ、四大(しだい)の性(しょう)おのずから復(ふく)す、子の其の母を得(う)るがごとし

火は熱(ねっ)し風は動揺(どうよう)、水は湿(うるお)い地は堅固(けんご)、眼(まなこ)は色(いろ)、耳は音声(おんじょう)、鼻は香(か)、舌は鹹酢(かんそ)、しかも一一(いちいち)の法において、根によって葉分布(はぶんぷ)す、本末(ほんまつ)すべからく宗(しゅ)に帰すべし、尊卑(そんぴ)其の語を用(もち)ゆ

 明中(めいちゅう)に当(あた)って暗あり、暗相(あんそう)をもって遇(お)うことなかれ、暗中に当って明あり、明相をもって覩(み)ることなかれ、明暗おのおの相対(あいたい)して、比(ひ)するに前後の歩みのごとし

万物(ばんもつ)おのずから功(こう)あり、当(まさ)に用(よう)と処(しょ)とを言うべし、事存(じそん)すれば函蓋合(かんがいがっ)し、理応(りおう)ずれば箭鋒(せんぽ)さそう、言(こと)を承(うけ)てはすべからく宗を会すべし、みずから規矩(きく)を立(りっ)することなかれ

 触目道(そくもくどう)を会(え)せずんば、足を運ぶもいずくんぞ路(みち)を知らん、歩みをすすむれば近遠(ごんのん)にあらず、迷(まよう)て山河(せんが)の固(こ)をへだつ、謹んで参玄(さんげん)の人にもうす、光陰虚(こういんむな)しく度(わた)ることなかれ
        
(出典 tritontori
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=l&board=552019920&tid=a1yhatfullofstarsa1y&sid=552019920&mid=2
2009/ 8/ 4 11:15 )
【キーワード】