HG 人生と自分

「生きている人生こそが自分自身である。
 自分がいて人生を生きているのではない。」
               竹橋 太
【文脈】
(業がその人の内容であって、その人がいて
 業をなすのではない。生きている人生こそが
自分自身である。自分がいて人生を生きてい
るのではない。
 しかし、それは私たちには基本的には不可能
 なものの見方なのである。いつも外から自分
 自身を眺める構造は克服できない。その過ち
 は指摘されることはあったとしても、そして
 それを受け入れても、次の瞬間には、それを
 知った自分が、世界を見る自分として、自分
 の外に君臨するのである。その「正しい自分
 =見る自分}は根本的に問われずに残るので
 ある。その問題が克服されたのが不退転の菩
薩である、ということになる。)

(出典 竹橋 太「本願ー「わたし」の根源で
    ある仏の願い」 真宗教団連合『親鸞』
    289頁)
【キーワード】人生 業 自分自身 見る自分