HG 合理主義

「人間が合理主義を尊ぶことと
 人間が合理主義的であることとは 
 無関係である」(湯川秀樹)

「科学と人間の幸福」   
  …とくに近代における科学進歩に伴って、人間が合理的な思考を尊重するようになるにつれ、一方ではわれわれの外にある世界を合理的に理解することに成功したと同時に、他方では、われわれ自身もつねに合理的に思考し、合理的に行動するものである、少なくともそういう理想に、人間は近づきつつあるものであると考える傾向が強くなってきた。そういう一般 的な傾向の中にあって、フロイトの精神分析が、われわれが気がつかなかったか、あるいは長い間忘れていた潜在意識の世界をわれわれの前に開いてくれたことは、非常に重要な意味をもっていたように思われる。
 …人間がいろいろな感情や欲求から独立して思考能力をはたらかす場合は少ない。…いろいろな感情や欲求が思考のプロセスに始終影響を与える…」  
『湯川秀樹著作集』5 平和への希求 145頁

        
(出典 湯川秀樹 (法語そのものの言葉の
    出典は不明ー金子大榮師の著書にあったもの。 但し、その趣旨の文章(左記)は『湯川秀樹著作集』5 平和への希求 145頁にある。)
【キーワード】 合理主義 人間の本性 無意識