IN 普通

○普通って一人ひとりで違うものあなたの普通を押しつけないで    愛知県 清水将一

○明日ありと思う心にだまされて今日をむなしく過ごす世の人      某 小学校担任
           
(出典 朝日歌壇310210;田中明浩担任)
【キーワード】 普通(広く通用する状態のこ        と)

参考:(Wikipedia) 「出る杭は打たれる」「能有る鷹は爪を隠す」ということわざや、宗教史における異端への残害に象徴されるように、社会の中で特別な者や奇異な者は時に袋叩きに遭い、普通であることや平庸であることが求められる。しかし、単に平庸であることは、「ありきたり」「没個性」「長所を持たない」「存在感が小さい」といった厭わしい意味で捉えられることがある。 一方で、1980年代前半のテレビ番組でも使用された「良い子、悪い子、普通の子」という表現や、近年の若者言葉における「普通に良い」というように、「一定基準を満たしている」「問題が無い」「短所を持たない」といった好ましい意味で使用されることもある[1]。例えば、言葉のジェネレーションギャップを歌い上げる『これってホメことば?』という歌にも「フツーにおいしい」という表現が取り上げられている。これらの「平均的」「正常」の外にも、「平然と~を行う」「日常のように~を行う」という意味で「普通に~を行う」というように、広く『平』や『常』の口語として『普通』を使用する者も増えている。
但し、「普通選挙」「普通教育」などの用例や、中国語の「普通話」に見られるように、『普通』の原義は「広く通用する」「一般」なので、この用法は誤謬とはいえない。

参考:(ネット)
  生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
    日常会話の中で頻繁に使われる「普通」という言葉、一見当たり障りのない表現としてとらえ、多用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、この「普通」と いう言葉、相手との関係性にひびを入れかねない表現でもあります。相手から嫌われないために、使いやすい言葉だからこそ気をつけたいポイントをお伝えしたいと思います。

普通=多くの人が当たり前と感じていること?
1.不平を表す「普通」
「普通そんなこと言う?」
「普通そんなことする?」

この場合の「普通」には、相手の言動への不平不満が表れています。普通=多くの人が当たり前と感じていること、という意味合いで使い、自分の思惑どおりでない相手の言動に対し、「普通」という言葉を使うことによって、自分の立場の正当化を図っています。相手への非難をより強める言い方なのです。よって、直接的にしろ、間接的に誰かに話すにしろ、「普通」は攻撃的な意味合いを含むということになるのです。

 また、「普通」と言われると、相手は反論しづらいものです。なぜなら、反発することによって、自分の考えが「普通」でないことを認める形になってしまうからです。
 相手の言動に対する「普通」は言い訳のすきを与えない、強い表現なのです。

2.やる気のなさを露呈する「普通」
  「普通です」
  「普通でした」

何かを問われて、「普通」と答えることはないでしょうか。

★「普通」という言葉が、「世間一般に通用すること」という意味であるとすると、仏教的な観点、たとえば、「凡夫は迷いの境界にいる。如来はさとりの世界。さとりが迷いを救う智慧と慈悲のはたらきが阿弥陀仏である」というような教説は、普通でなくなる。「仏智不思議」「本願他力」の世界である。だから、真実の救いを求めて聞法するときは、この「普通」を盾にとるような私見(自我中心の心)を離れねばならない。そういう私見を持った自分であると自覚して、法を聞かねばならないのである。
 「普通」とは、凡夫の迷い心(煩悩具足)から見た「普通」であって、それは真理(如来のさとり)に通じる「普遍」ではない。言葉を変えれば「善・悪」の問題となる。「如来の善しと思し召すほどに善しと知り、如来の悪しと思し召すほどに悪しさを知る」ならばよいが、煩悩具足(自己中心)の凡夫の迷い心では、どうしても「自我」の桎梏にはまり込んでしまい、真実の善悪判断には至らない。だから「普通」を盾にとるのである。